小さな古本屋を始めましたよ

前略

 ご無沙汰しております。長らく筆を執らない内に、幾年月経ったことでしょう。私たちは相変わらず元気にしております。お身体に変わりはないですか?まだ、珍しい本と作品をもとめて、旅を続けていますか?

 2024年も気付くと半分が過ぎてしまったようです。ご心配なく、日々の暮らしに追われながらも季節の移り変わりにちゃんと目を凝らし、耳を澄ましていますから。

 本日お手紙差し上げたのは、6月から小さな古本屋を始めたことの報告をしたかったからです。思えば、ずっと本を読み続けてきたのに、本を自分で作ったり、読んだ本を販売する仕事に関わったりしてこなかったのは不思議な事ですね。今回、色々な偶然と縁が繋がって、私たちが読んだ本を販売する場所ができました。

 それは、コトコト商店(仮)さんという、横浜は白楽にあるカフェの棚の一画にあります。つまり、最近流行っている(?)棚主になったのでした。コトコト商店(仮)さんの詳細についてはInstagramを見てみてください、「たのしいコトをみんなでつくる 古本と雑貨と喫茶のお店」と説明書きがしてあります。落ち着いた雰囲気の可愛らしいお店です。まるでおとぎ話の中にいるような気持ちになれる、そんな空間だと私は思っています。建物の2階にあるので、階段を登って、ガラス張りの扉を開けて入店です。ちょっとした冒険をしている気持ちになりますでしょう?おとぎ話の国へ行くには冒険が必要なのです。

 屋号はKyouryuBooksです。なぜ「きょうりゅう」なのかって?それは、追々お話します。KyouryuBooksの最新情報もInstagramにあります。最近はどこでもみんなInstagramです。使い始めたばかりなので、投稿するのも一苦労です。

 機会があれば、ぜひコトコト商店(仮)さんに寄って、私たちの小さな世界を覗いてみてください。気に入った本があれば、手に取って見てください。(購入する場合、値段は最後のページに挟んである紙に書いてあります。)

 色々と書きたいことはありますが、今日はこの辺で。

こちらは梅雨がもたもたしている内に夏がやってきてしまったようです。日照り続きの中で咲くアジサイは、なんとなくですが、ちぐはぐな感じがします。あなたが今滞在しているところは暑いですか?それとも寒いですか?いずれにせよ、お身体に気を付けてください。

草々不一

りりすん

小さな古本屋を始めましたよ はコメントを受け付けていません
PAGE TOP