幼女独裁序説

ブログはじめました。

ブログ始めました。そんな文章を書いたのは去年の2月でした。

 それから一年以上たった今、私のホームページなるものが公開されました。でも、コンテンツがないので、とりあえず別のところでやっている個人ブログの記事を転載していきます。天才?転載。

(個人のブログはコチラ

「ブログはじめました」

ブログ始めました。冬ももう終わるので。

 「冷やし中華始めました」という看板は初夏になると飲食店でよくみかけるようになりますが、「ブログ始めました」という看板を出すのはどんな季節が一番ふさわしいのでしょうね。

 ここまで書いてキーボードを叩く指が止まる。才能のある書き手なら続きを面白おかしく魅力的に書き進められたのかしらん。それとも、続きの文章を考えるのに私よりももっと時間をかける人が魅力的な文章を書けるのかもしれない。あるいは、色々な書き出しを考えて、続きの文章が作りやすいようなものを選んでいるのかも。私には、どちらをやる気力もないので(本当に?)、頭に浮かんだものをそのまま言語化していこうかな。それとも試みに違う書き出しを作ってみようか。

ブログ始めます。誰も見てないと思うけど。

 誰も見ていない文章を書くという行為は自己治療だと思う。世の中には自分の考えたことや体験したことを文章にして吐き出さないとストレスが溜まっていく人種がいるのだ。

友が皆我より偉く見える日に花を買ってあげるような妻もいないのでブログ始めました。

 石川啄木みたいなコンプレックスを持て余していた土曜日に、街をふらついていたら一軒の花屋を見つけたのである。友が皆…。

 こうやって色々な書き出しを考えていると、ブログの最初の記事の書き出しなんて、なんでもいいんじゃないかとか思えてくる。まぁ、続きの文章は書けないんだけど…。
 小説の一頁目ならいざ知らず、ブログの最初の投稿なんてブログを始めたという事がわかればいいんじゃないかなという結論に私は辿り着く。ブログは完結する形の芸術作品ではないわけだし。

というわけでブログ始めました。

草々不一

(2020年2月16日)

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